「保険」というのは「人生で2番目に大きな買い物」だと、ご存じですか?
人生で一番大きな買い物は?と聞かれると、ほとんどの人は「マイホーム」と答えるのではないでしょうか。それでは、人生で2番目に大きな買い物は?と聞かれた時、みなさんは何と答えますか?
きっと、みなさん、いろいろな物を思い浮かべたのではないでしょうか。では、もしも、その答えが 「保険」だと言われたら、みなさんは信じられますか?
日本人は、年間、生命保険料を約27兆円、損害保険を6兆円掛けています。 これを日本の世帯数で割ると、一般の家庭では年間に約75万円を保険料として 支払っていることになります。 保険は毎年支払っていくものですので
もの保険料を生涯かけて支払うことになります。 みなさんは、「保険」がこんなに大きな買い物だということを、ご存じでしたか?
上手な保険の見直しには大きな価値があります
たとえば、みなさんが現在支払っている保険料を見直し、保険料の3分の1を浮かすことができたとします。するとどうでしょう、ただそれだけで、先程計算した 、生涯に支払う保険料の3分の1、つまり1,000万円を節約できることになるのです。
しかし、こう聞いて驚いたみなさんの中に、「保険は貯蓄になるから無駄にはならない」 と考えているかたは、いらっしゃいませんか。
あなたの「保険」は本当に「貯蓄」ですか?
「保険」に入っている多くの方々は、「保険」=「貯蓄」と考えています。しかし、本当に 「保険」は「貯蓄」なのでしょうか?
本来、「貯蓄」とは、「預けたお金(元本)に利息がついて返ってくること」をいいます。 あなたが「保険」で払い込んだ額と、将来戻ってくる額を比べてみてください。とても 「保険」は「貯蓄」と言えないことが、お分かりになるでしょう。
保険が貯蓄にならない3つの理由
なぜ、「保険」=「貯蓄」にならないのでしょう。それには以下の3つの理由があるからなのです。
理由1:貯蓄型の保険という名前でも、全体を見れば掛け捨て型の保険に入っている
通常の生命保険は、
1.生存保険 2.死亡保険 3.特 約
この3つの部分から構成されています。このうち、1の生存保険は貯蓄型なのですが、 2の死亡保険と3の特約はすべて掛け捨て型なのです。つまり、もしもあなたが 毎月1万円の保険料を払ったとしても、1の生存保険部分に振り向けられる分が2,000円しかなく、残りの8,000円が掛け捨て分であれば、あなたに戻ってくるのは 2,000円に利息をつけた金額以上にはならないのです。
理由2:運用利回りは経費を差し引いた物にしかつかない
みなさんから集められた保険料は、すべてが契約者に支払われる訳ではありません。 保険会社はそこから事業を行うための、人件費、営業経費、など様々な経費を差し引いて いくことになります。
理由3:早期の解約ではペナルティーを取られる
「保険」は早期に解約した場合にはペナルティーとして、契約者に戻す 金額を少なくするというルールを設けています。
日本での現状は、多くの方が契約して から10年以内にその「保険」を解約しています。もちろんその時にはペナルティーを 受けてしまいます。
「私は保険を解約したことはない」という方もいらっしゃいますが、本当にそうでしょうか? あなたは、保険を「転換」するか「下取り」して、新しい保険に加入したことはありませんか? 実はそれも、りっぱな「解約」になり、ペナルティーを受けているのです。
残念ながら多くの方が、この3つすべてが重なる「保険」の掛け方をしているために、 「保険」=「貯蓄」にすることができないのです。
あなたに本当に必要な保障って何ですか?
あなたが今、加入している「保険」で得られる保障は、あなたにとって適切な保障ですか?
必要な保障はずっと同じではありません。年々変わっていくものなのです。「保険」は 人生で2番目に大きな買い物ですから、もしも無駄な保障をつけいるとすれば、 あなたの生活を苦しめているだけです。他の人にとって「良い保険」でも、あなたの ニーズに合わなければ、それは「悪い保険」なのです。
ある調査では、自分が加入している「保険」の内容がどんなものかを、きちんと 把握している人は1割以下であり、ほとんどの人は高価な買い物であるにも かかわらず、自分がどんな「保険」を買ったのかを知らないという、恐ろしい結果がでました。
もう一度、真剣に考えてみませんか。あなたのライフプラン・マネープラン
みなさんも、ご契約の保険証券を再度確認し、「本当に自分に必要な保障」は何なのかを考えてみてください。そして、あなたの、今後のライフプラン・マネープランに何が必要で、何が必要でないかを、もう一度、真剣に考えてみてはいかがでしょう。
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